AIコーディングツール比較|Claude Code・Codex・Copilot・Cursor・Antigravityの料金と選び方

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AIにコードを書かせる道具は、ここ1年で選び方が大きく変わりました。エディタの中で補完してくれるだけでなく、ファイルを読んで直し、テストを回し、プルリクエストまで作る「エージェント」が当たり前になったためです。料金の仕組みも各社でばらばらになり、月額いくらで何がどれだけ使えるのか、並べないと分かりにくくなっています。

この記事では、Claude Code、OpenAIのCodex、GitHub Copilot、Cursor、GoogleのAntigravityの5つを、料金・使える量・使う場所で比べます。先に結論を書くと、すでにChatGPT、Claude、Google AIのどれかに課金しているなら、まずはそのプランに含まれるツールを使うのが一番安く済みます。エディタを変えずに月10ドルで始めたいならGitHub Copilot、毎日エージェントに長い作業を任せるなら、Claude Code(Max以上)かCodex(Pro)が候補です。

料金とプラン内容は、2026年11月7日に各社の公式の料金ページとドキュメントで確かめました。私は5つすべてに最上位プランで課金して同じ作業で比べたわけではなく、公開されている料金と仕様を比べています。円の価格は各社の日本向けページの表示、ドルの価格は公式ページの表示のままです。ClaudeとCursorの料金ページには、表示価格に税金は含まれないと書かれています。

目次

先に結論:すでに払っているAIのプランから選ぶ

ツール 向いている人 無料で使えるか 個人向けの最安の有料プラン 主な使う場所
Claude Code Claudeに課金している人、長い作業をターミナルから任せたい人 使えない(Freeプランは対象外) Claude Pro:月20ドル(年払いなら月17ドル) ターミナル、VS Code・JetBrains、デスクトップ、Web、スマホ
Codex(OpenAI) ChatGPTに課金している人 制限付きで使える ChatGPT Plus:月3,000円(Goは月1,400円だが制限あり) CLI、IDE拡張、ChatGPTのデスクトップ・Web・スマホ
GitHub Copilot 今のエディタを変えたくない人、まず安く始めたい人 使える(コード補完は月2,000件まで) Copilot Pro:月10ドル VS Code、Visual Studio、JetBrains、Xcode、Neovim、Eclipse、GitHub
Cursor AI前提の専用エディタを使いたい人、Grokのモデルで足りる人 制限付きで使える Plus:月8ドル(Grokのモデルのみ) 専用エディタ、クラウドエージェント
Antigravity(Google) Google AIに課金している人、無料で試したい人 使える(週ごとの上限あり) Google AI Pro:月2,900円 専用アプリ、CLI、VS Code・JetBrainsなどの拡張

Claude Code、Codex、Antigravityは、チャットAIのサブスクリプションにコーディング機能が含まれる形です。ChatGPT Plusを仕事で使っている人なら、追加料金なしでCodexを使えます。いっぽうGitHub CopilotとCursorは、コーディング用に別の契約が要ります。

比べる前に決めておきたい3つのこと

  • どこで使うか:今のエディタの中で補完や質問をしたいのか、ターミナルやクラウドで作業を丸ごと任せたいのか。前者ならCopilot、後者ならClaude CodeやCodexが合います。
  • 1日にどれだけ任せるか:どのツールも「5時間ごと」「1週間ごと」などの使用量の上限があります。毎日何時間もエージェントを動かすと、月20ドル前後のプランでは上限に当たりやすくなります。
  • コードを外に出してよいか:会社のコードを扱うなら、学習に使われない設定や、チーム向けプランが必要かを先に確認しておきましょう。拡張機能は公式の配布元から入れることも大切です。

Claude Code:Claudeのプランで使えるエージェント

Claude Codeは、Anthropicのコーディング用エージェントです。ターミナルで動かすのが基本ですが、VS CodeとJetBrainsの拡張、Claudeのデスクトップアプリ、Web(claude.ai/code)、スマホのアプリからも使えます。料金ページでは、Pro以上の個人プランと、Team・Enterpriseに含まれると案内されています。Freeプランでは使えません。

プラン 料金 使える量の目安
Pro 月20ドル(年払いは200ドル、月あたり17ドル) 5時間ごと・毎週の上限あり
Max 月100ドル Proの5倍(5時間ごと・毎週)
Ultra 月200ドル Proの10倍(毎週)。認証済みアカウントは5時間ごとの上限なし

Proで試し、上限に当たる日が増えたらMaxに上げる、という順番が無理のない始め方です。MaxとUltraには、Claudeの開発者向けサービスで使えるAPIクレジット(Maxは月100ドル分、Ultraは月200ドル分)も付きます。API経由で従量課金にすることもできます。実際の費用が何で決まるかは、Claude Codeの料金を1か月のログで計算した記事で詳しく書いています。

Codex:ChatGPT Plusなら追加料金なし

Codexは、OpenAIのコーディング用エージェントです。CLI、IDEの拡張、ChatGPTのデスクトップアプリ、Web、スマホから使え、クラウドで作業を進めることもできます。ChatGPTの料金ページでは、無料版とGoは制限付き、Plusは利用上限を拡大、Proはさらに長いセッションに対応、と案内されています。

プラン 料金 Codexの使える量
無料版 0円 制限付き
Go 月1,400円 制限付き
Plus 月3,000円 5時間ごとの上限あり。目安はGPT-6.1 Solで15〜160メッセージ
Pro 月16,800円から(3段階) 5時間ごとの上限なし

Plusの上限は、モデルと作業の重さで大きく変わります。OpenAIのCodexの料金ページでは、5時間あたりの目安がGPT-6.1 Solで15〜160メッセージ、軽いGPT-6 Lunaで350〜3,000メッセージと幅を持たせて書かれています。上限を超えたら、クレジットを買い足して使い続けられます。長い作業を任せるコツはCodexで長い作業を任せる方法にまとめています。

GitHub Copilot:エディタを変えずに月10ドルから

GitHub Copilotは、使い慣れたエディタにそのまま入れられるのが強みです。VS Code、Visual Studio、JetBrains、Xcode、Neovim、Eclipseに対応し、GitHub上でもIssueを任せてプルリクエストを作らせたり、コードレビューを頼んだりできます。

プラン 料金 毎月のクレジット 主な違い
Free 0ドル なし(チャットとエージェントに上限) コード補完は月2,000件まで。Copilot CLIは使える
Pro 月10ドル 15ドル分 補完が無制限。クラウドでの作業とコードレビュー
Pro+ 月39ドル 70ドル分 Opusなどの上位モデル。Proの4倍以上の利用枠
Max 月100ドル 200ドル分 Pro+の2.9倍以上の利用枠。新しいモデルや機能を優先して使える

Copilotは、チャットやエージェントの利用を「AIクレジット」で数えます。プランのページによると、1クレジットは0.01ドルで、有料プランは足りなくなったら買い足せます。毎月のクレジットのうち、Proなら5ドル分、Pro+なら31ドル分は「今後変わる可能性がある上乗せ分」とされているので、上乗せ分を当てにしすぎないほうが安全です。

Cursor:Grokと使用量を分け合うセット料金に

Cursorは、AIを前提に作られた専用のエディタです。料金体系が変わり、今はXのサブスクリプション(X Subscription Corp.)として販売されています。料金ページによると、使用量の枠はCursorとGrokで共有され、毎週リセットされます。

プラン 料金 使用量 主な違い
Free 0ドル 制限あり エージェントとチャットの回数に上限
Plus 月8ドル 基本の枠 使えるのはGrokのモデルだけ
Premium 月30ドル Plusの4倍 クラウドエージェント、AIコードレビュー。他社モデルはAPIの定価で別料金
Super 月100ドル Plusの15倍 混雑時もモデルを優先して使える
Ultra 月200ドル Plusの50倍 すべての製品・モデルに最優先でアクセス

注意したいのは、ClaudeやGPTなど他社のモデルの扱いです。Plusでは使えず、Premium以上でも月額の枠には含まれず、使った分をAPIの定価で別に払います。Claudeのモデルで書きたいなら、Cursorで別料金を払うより、Claude ProでClaude Codeを使ったほうが費用を読みやすい場面が多いはずです。なお、Claude CodeはCursorの中でも拡張として使えます。

Antigravity:Google AIのプランで使え、無料でも試せる

Antigravityは、Googleのコーディング用エージェントです。専用アプリのほか、CLIやVS Code・JetBrainsなどの拡張でも使えます。以前のGemini CLIを使っていた人向けには、設定や拡張機能をAntigravity CLIへ移す手順が移行ガイドで案内されています。

プラン 料金 使える量
無料 0円 毎週リセットされる枠。Tab補完は無制限
Google AI Pro 月2,900円 5時間ごとに回復(毎週の上限まで)
Google AI Ultra 月14,500円/32,000円 Proの5倍/20倍。他社のモデルも使える

円の価格はGoogle AIのプランのページの表示です。Antigravityのプランの説明では、他社のモデルを使えるのはUltraとされています。ProとUltraは、上限を超えたあとにAIクレジットを買って使い続けることもできます。Claude Codeと違って無料でもエージェントを動かせるので、まず触ってみたい人には始めやすい選択肢です。

使い方別に、月の費用を比べる

使い方 候補 月の費用
まず試したい Copilot Free、Antigravityの無料プラン、ChatGPT無料版のCodex 0円
エディタで補完と質問が中心 Copilot Pro 10ドル
毎日少しずつエージェントに任せる Claude Pro、ChatGPT Plus、Google AI Pro 20ドル(年払いなら月17ドル)、3,000円、2,900円
Cursorで他社モデルも使う Cursor Premium+他社モデルの使った分 30ドル+従量
毎日何時間もエージェントを動かす Claude Max、Copilot Max、ChatGPT Pro、Google AI Ultra、Cursor Super 100ドル、100ドル、16,800円〜、14,500円〜、100ドル

月20ドル前後のプランで上限に当たる日が週に何度もあるなら、上位プランに上げる時期です。ただ、上限に当たったときは安いモデルに切り替えたり、作業を小さく分けたりするだけで足りることもあります。いきなり5倍の料金に上げる前に、どの作業で使い切っているかを見直すほうが先です。

会社で使うときのプラン

チームで使うなら、管理画面やシングルサインオン(SSO)が付くチーム向けプランを選びます。公式ページの表示では、ClaudeのTeam(標準シート)が1人月25ドル(年払いなら月20ドル)、ChatGPTのBusinessが1人月25ドル(年払いなら月20ドル)、Cursor Teamsが1人月30ドルから、AntigravityはGoogle Cloud経由で1人月30ドルからです。GitHub Copilotにも組織向けのプランがあります。

導入前には、拡張機能やプラグインの出どころも確認してください。このサイトでは、Cursorで配られた改ざん版Claude Code拡張や、PostmanがClaude Code・Codexに入れたプラグインの確かめ方も書いています。AIに書かせたコードのレビューの進め方は、Claude Codeのレビューの記事を参考にしてください。

結局どれを選ぶか

  • ChatGPT Plusを使っている:まずCodexを試す。追加の費用はかかりません。
  • Claudeに課金している、または長い作業を任せたい:Claude ProでClaude Codeを始め、足りなければMaxに上げる。
  • Google AI Proを使っている、またはお金をかけずに試したい:Antigravityから始める。無料プランでもエージェントが動きます。
  • エディタを変えたくない、まず月10ドルで始めたい:GitHub Copilot Pro。
  • Cursorを使い続けたい:クラウドエージェントやAIコードレビューが付くのはPremium(月30ドル)からです。他社のモデルを使うと別料金になる点に注意してください。

どのツールも料金と上限が数か月ごとに変わっています。契約する前に、各社の料金ページで最新の内容を確かめてください。

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この記事を書いた人

IT業界で10年、ソフトウェア開発をしてきたエンジニアです。今もChatGPT、Codex、Claude Codeを中心に、開発の効率化や生産性向上にAIをフル活用しています。応用情報技術者。登壇や執筆もしています。このサイトでは、仕事でAIを使う立場から、料金や利用条件、使い方を調べてまとめています。

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