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弁護士業務を支援する生成AI SaaS「Legal Knowledge」が提供開始

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AIアソシエイトがやって来た

2025年8月、リーガルテック業界に新しい風が吹き込みました。
株式会社KenRiがリリースした「Legal Knowledge」は、生成AIを使って弁護士のリサーチや契約書作成をサポートするSaaSです。
単なる検索ツールではなく、まるで新人アソシエイトが席に座ったかのように、案件の背景を理解し提案まで行います。

公開直後からSNSや法務コミュニティで「弁護士版Copilotだ」と話題に。
リンク先のプレスリリースPR TIMESには、リリース当日のデモ動画が掲載され、わずか48時間で再生数は3万回を突破しました。

Legal Knowledgeとは何者か

Legal Knowledgeは、判例・法令データベースと利用者の過去案件データを統合し、質問に即答する生成AIプラットフォームです。
特徴は、回答根拠となる条文・判例へのリンクを同時に提示する〈根拠表示型〉アプローチ。
さらに、弁護士が回答を採用・却下するたびにフィードバックを蓄積し、翌日には提案内容がアップデートされます。

主なスペック

  • 大規模言語モデル:KenRi専用にファインチューニングしたGPT-5ベース
  • データ参照範囲:官公庁公開資料、判例集、ユーザークラウドストレージ
  • セキュリティ:ISO/IEC 27001、SOC2 Type II 準拠

クリック3回で完結する使い方

画面左側のチャットボックスに案件概要を投入すると、数秒でドラフトが生成されます。
Step 1:相談内容をテキストまたは音声で入力。
Step 2:AIがドラフトと根拠資料を提示。
Step 3:気になる条項をワンクリック修正。

  • Wordアドインでそのまま条項を反映
  • ペーパーレス裁判用のPDF自動変換
  • クライアント向け要約を自動生成

操作の90%はチャットUIで完結し、複雑な設定は不要。ITツールが苦手な弁護士でも30分のオンボーディングで使いこなせます。

パーソナライズ学習の舞台裏

Legal KnowledgeはRLHF(Human Feedbackによる強化学習)をリアルタイムに実装。
ユーザーが「提案を採用」すると、その判断理由を推定しモデルに重み付け。
逆に却下された場合は、同類の出力を抑制します。

この設計により、1週間継続利用した弁護士では、契約レビューの修正率が初日比で34%減少。

“AIの回答精度は経験3年目のアソシエイトに匹敵する” — Kepple 取材記事

継続利用の価値が指数関数的に高まるのが最大の魅力です。

競合サービスと何が違う?

契約書レビューAIは「LegalOn Cloud」「OLGA」などが先行しますが、Legal Knowledgeは“弁護士個人に最適化”という一点で差別化。

  • LegalOn:業界特化テンプレートで部門横断の品質を確保
  • OLGA:社内法務の大量レビューを高速化
  • Legal Knowledge:弁護士個々の判断基準を学習し、少数深掘り型案件に強い

そのため、パートナー弁護士がクライアント企業の“顔”として高度な判断を委ねられる場面で威力を発揮します。
小規模事務所でも大手と同等のスピードを得られる点が、今後の市場拡大を後押ししそうです。

導入手順と料金プラン

登録はクラウド完結で、審査から最短3営業日。
初期費用:0円
スタンダード:月額5万円/ユーザー(100件まで)
プレミア:月額12万円/ユーザー(無制限+APIアクセス)

2025年12月末まではリリース記念キャンペーンとして、プレミアプランが50%オフ。
顧問契約の有無に関わらず、法律事務所・企業法務部ともに申込可能です。

まとめ:弁護士が主役であり続けるために

生成AIは単に作業を代行するだけでなく、専門家の知見を引き出す触媒になりつつあります。
Legal Knowledgeは“弁護士らしさ”を学ぶことで、AI時代でも弁護士が主役である未来を示しました。

ITリテラシーに関係なく、まずは無料トライアルで“AIアソシエイト”の実力を体験してみてはいかがでしょうか。
新しいパートナーは、案外キーボードの向こう側にいるのかもしれません。

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